民話をさがす / ジャマイカ
Throwing Away Knives
ジャマイカ(Jamaica) / 本文の言語 英語 / 原話の言語 jam / 出典の刊年 1924 / 288 語
出典と権利
| 出典の本 | Jamaica Anansi Stories |
|---|---|
| 提供 | Project Gutenberg / https://www.gutenberg.org/ebooks/72735 |
| 採集・編者 | Martha Warren Beckwith |
| 刊年の根拠 | 扉に『PUBLISHED BY THE AMERICAN FOLK-LORE SOCIETY … 1924』、序文の署名に『April, 1924.』 |
| 権利状態 | Public Domain (United States)(US)/確認日 2026-09-14 |
| 地図上の位置 | 緯度 18.1 / 経度 -77.3(精度 culture_region)。話の舞台でも採集地でもなく、この本が扱う文化圏のおおよその中心である。 |
本文 ・ 和訳対照
Project Gutenberg の本文から、PG のヘッダ・フッタ・商標文言を除いたもの。段落は原文のままである。
左=原文(原資料)右=和訳(AI が作ったもの)
a. Tiger and Anansi.
a. 虎とアナンシ
Benjamin Collins, Mandeville.
語り手 ベンジャミン・コリンズ(マンデヴィル)
Once upon a time Brer Tiger an’ Brer Anansi was gwine on. Brer Anansi tell Brer Tiger says, “Brer Tiger, I’m gwine to t’row away my knife an’ when you see I t’row away mine, you mus’ t’row away yours, too.” Brer Anansi tak somet’ing an’ t’row it away, an’ Brer Tiger tak his knife an’ t’row it away. An’ when dem reach de fiel’ to eat pine, [10] deh comes Brer Nansi had his knife, he was eating pine, an’ Brer Tiger didn’t get none. Brer Nansi say to Brer Tiger, “Brer Tiger, no man a knife nyam pine; no man no have knife no nyam pine!” [11]
むかしむかし、虎どんとアナンシどんが道を行っていた。アナンシどんが虎どんに言った。「虎どん、おれは小刀を捨てるよ。おれが捨てるのを見たら、おまえも自分のを捨てるんだぞ」。アナンシどんは何かを取って投げ捨て、虎どんは自分の小刀を投げ捨てた。そしてパイン [10] を食べに畑に着くと、アナンシどんは小刀を持っていてパインを食べ、虎どんは一つも食べられなかった。アナンシどんが虎どんに言う。「虎どん、小刀のねえ奴はパインを食えねえ。小刀を持ってねえ奴はパインを食えねえのさ!」 [11]
b. Sheep and Anansi.
b. 羊とアナンシ
William Forbes, Dry River, Cock-pit country.
語り手 ウィリアム・フォーブズ(コックピット地方、ドライ・リヴァー)
Mr. Anansi an’ Mr. Sheep going out walking over de country. Carry two spoon; Sheep carry one, Anansi carry one. Anansi tell Sheep, “Mr. Sheep, lef’ you spoon here, don’ carry it.” Den go to de second house an’ get some breakfas’ again. After him get de breakfas’ him say, “Mr. Sheep, where you spoon?” An’ said, “Don’t you tell me to lef’ it at de firs’ house?”—“You mus’ go back for it now!” Mr. Sheep gone for it, him eat off all de breakfas’.
アナンシさんと羊さんが在所を歩きに出かけた。匙を二本持っていった。羊が一本、アナンシが一本。アナンシが羊に言う。「羊さん、匙はここに置いていきなよ、持っていくことはない」。それから二軒めの家へ行って、また朝飯にありついた。食べてしまってからアナンシが言う。「羊さん、匙はどこだい?」 羊は言う。「一軒めの家に置いていけと言ったじゃないか」——「今から取りに戻らなくちゃ!」 羊さんが取りに行っているあいだに、アナンシは朝飯をすっかり食べてしまった。
An’ said, “Come, Mr. Sheep, but you mus’ lef’ you spoon.”—“Me won’t carry it at all.” Den go up to de nex’t yard an’ get dinner now. Night is coming. An’ said, “Mr. Sheep, where is you’ ’poon?” An’ said, “I lef’ it at de las’ yard you eat.” Well, den, Sheep have to go back fe his spoon again; tell Sheep come back again an’ Anansi eat off de dinner. Sheep couldn’t get not’ing to eat.
そしてアナンシが言う。「来なよ羊さん、だが匙は置いていくんだぜ」——「もう持っていきゃしないよ」。それから次の屋敷へ上がっていって、こんどは夕飯にありついた。夜が近づいていた。アナンシが言う。「羊さん、匙はどこだい?」 羊は言う。「さっき飯を食った屋敷に置いてきた」。それでまた羊は匙を取りに戻らねばならず、戻ってこいと言われて戻るころには、アナンシが夕飯をすっかり食べてしまっていた。羊は何一つ食べられなかった。
和訳は claude-opus-5 がこのために作ったもので、原資料ではない(translation_type: AI_GENERATED)。 既存の published 訳を写したものではなく、学術的な定訳でもない。 段落は原文と一対一に対応させてあり、段落数の一致は機械で検査している。和訳は Embedding に入れていない —— 入れると測ったことの数字が汚れるためである。
緊張のうつりかわり
本文を 12 等分し、張りつめた語(死・血・恐れ・剣…)から和らいだ語(祝い・眠り・ 婚礼…)を引いて、話の中で 0〜1 に均したもの。自前の辞書である。翻訳を経た本文を測っているので、これは原話ではなくこの訳の性質である。
出来事の並び(数え上げ)
区画ごとに、コーパス全体の出現率に対して不釣り合いに多く出た引き金語を採っている。 生の回数で採ると、`father`/`mother` を持つ Family がほぼ全区画で勝つ(実測)。
Encounter
似ている民話
多言語 Embedding のコサイン近傍。類似度は歴史的な起源や伝播を証明する値ではない。同じ本の話は文体を共有するぶん必ず似るので、そう分かるよう印を付けてある。
| # | 題名 | 文化圏 | 類似度 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Tiger Catching the Sheep-thief | ジャマイカ | 0.957 | 同じ本 |
| 2 | Tying Tiger | ジャマイカ | 0.950 | 同じ本 |
| 3 | Tiger as Substitute | ジャマイカ | 0.949 | 同じ本 |
| 4 | Cunnie-more-than-father | ジャマイカ | 0.946 | 同じ本 |
| 5 | Day-time Trouble | ジャマイカ | 0.945 | 同じ本 |
| 6 | Tiger’s Bone-hole | ジャマイカ | 0.945 | 同じ本 |
| 7 | Eggs and Scorpions | ジャマイカ | 0.944 | 同じ本 |
| 8 | Inside the Cow | ジャマイカ | 0.944 | 同じ本 |
| 9 | Dry-head and Anansi | ジャマイカ | 0.943 | 同じ本 |
| 10 | Anansi and Brother Dead | ジャマイカ | 0.942 | 同じ本 |
| 11 | Tiger as Riding-horse | ジャマイカ | 0.942 | 同じ本 |
| 12 | House in the Air | ジャマイカ | 0.941 | 同じ本 |