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民話をさがす / ジャマイカ

The Boy and His Master

ジャマイカ(Jamaica) / 本文の言語 英語 / 原話の言語 jam / 出典の刊年 1924 / 528 語

出典と権利

出典の本Jamaica Anansi Stories
提供Project Gutenberg / https://www.gutenberg.org/ebooks/72735
採集・編者Martha Warren Beckwith
刊年の根拠扉に『PUBLISHED BY THE AMERICAN FOLK-LORE SOCIETY … 1924』、序文の署名に『April, 1924.』
権利状態Public Domain (United States)(US)/確認日 2026-09-14
地図上の位置緯度 18.1 / 経度 -77.3(精度 culture_region)。話の舞台でも採集地でもなく、この本が扱う文化圏のおおよその中心である。

本文 ・ 和訳対照

Project Gutenberg の本文から、PG のヘッダ・フッタ・商標文言を除いたもの。段落は原文のままである。

左=原文(原資料)右=和訳(AI が作ったもの)

Richard Morgan, Santa Cruz Mountains.

語り手 リチャード・モーガン(サンタクルス山地)

Der is Old Witch. One boy larnin’ old witch, too. De man want a book-clerk. De boy go to him and said, “You want a book-clerk, sir?” An’ say, “Yes, but you cannot read?” Boy say no, an’ say, “All right, you shall be my clerk.” He never trouble de boy on de book for a long time. When he going tek up de book, ’e say, “Oh-h-h-h! you expect to be my master!” an’ de man say, “Go home!”

妖術使いがいた。ある少年も妖術を習っていた。その男は帳簿係をほしがっていた。少年は男のところへ行って言った。「帳簿係がご入り用ですか、旦那?」 男は言う。「ああ、だがおまえは字が読めまい?」 少年は読めないと言い、男は「よろしい、おまえをわしの係にしよう」と言った。男は長いあいだ少年に帳簿を触らせなかった。少年が帳簿を手に取ろうとすると、男は「おおお! おまえはわしの主人になるつもりか!」と言い、「家へ帰れ!」と言った。

Him mudder an’ fader was poor. He said, “Ma, I gwine to turn a fat pig tomorrow; kyar’ me go sell, don’ lef’ de rope on me.” He ma get two pound. Nex’ day he say, “Ma, I gwine to turn a pretty mare; kyar’ me sell me, don’ lef’ de rope.” When de fader get part of de way, he meet a man. De man say, “Ho-o-o, what a pretty mare! How much you want?”—“One hundred.” De ol’ man go to tek off de rope. De man said, “What a damn fool is you! I buy de mare an’ you want de rope!” De Old Witch tek de mare. At de same time de Old Witch know dat de mare is de boy an’ de boy know dat is de Old Witch. So he hitch him in de market an’ gwine in de shop to tek a drink. Some school-children gwine past. De mare said, “Do, you kyan’ slip off dis rope off me head?” De chil’ren said, “’top! you ever hear a horse talk?” De mare said, “Never mind! you slip it off.” As dey slip off de rope, de mare gallop away. De chil’ren call out, “You’ mare get away!”

少年の母と父は貧しかった。少年は言った。「母ちゃん、明日おれは肥えた豚に化ける。連れていって売ってくれ、だが縄はつけたままにしないでくれ」。母は二ポンド手に入れた。翌日、少年は言った。「母ちゃん、おれはきれいな牝馬に化ける。連れていって売ってくれ、だが縄は残さないでくれ」。父が道の途中まで行くと、男に出会った。男は言った。「ほおお、なんときれいな牝馬だ! いくらほしい?」——「百」。老人は縄を外そうとした。男は言った。「なんという大馬鹿者だ! 牝馬を買ったのに、縄まで取ろうというのか!」 そして妖術使いは牝馬を引いていった。そのとき妖術使いは、牝馬が少年だと知っており、少年も相手が妖術使いだと知っていた。妖術使いは市場で牝馬をつなぎ、店へ一杯やりに入った。学校の子どもたちが通りかかった。牝馬は言った。「頼むよ、この縄を頭から外してくれないか?」 子どもたちは言った。「やめろ! 馬が口をきくなんて聞いたことがあるか?」 牝馬は言った。「かまわないから、外してくれ」。子どもたちが縄を外すと、牝馬は駆け去った。子どもたちが叫ぶ。「あんたの牝馬が逃げたよ!」

De Old Witch come out. He turn a stallion, an’ two race fo’ it. An’ de mare up again a pigeon-hawk an’ she fly. De Old Witch turn a big fowl-hawk an’ dey sail in de air. De mare turn a dove an’ sail till she ’py a house wid glass windeh. De dove sail right t’ru de windeh, drop into a woman lap; de dove turn a ring, get on de woman finger. De fowl-hawk fly exactly to de door. When de hawk fly away, de ring come off de finger an’ turn de boy an’ tell de woman a man will come here in de mo’ning; he will have her marry fo’ dis ring, but don’ receive it. Nex’ day de boy turn de ring, get on de finger. De man dribe up an’ said, “You have a ring here?” De woman said yes. He said, “I give you one husband,” an’ de woman said yes and slipped off de ring to give to de man. De ring drop on de floor an’ turn a corn-grain. De man come out of de buggy, turn a rooster to pick up de corn-grain. De corn-grain jump up, turn a puss an’ wipe off de cock head. So dat de boy get up and tek de buggy an’ go to de Old Witch yard and tek all what he get.

妖術使いが出てきた。そして牡馬に化けて、二頭で競った。すると牝馬は鳩鷹に化けて飛んだ。妖術使いは大きな鶏鷹に化けて、二羽で空を滑った。牝馬は鳩に化けて滑っていき、ガラス窓のある家を見つけた。鳩は窓をまっすぐ抜けて、女の膝に落ちた。そして鳩は指環に化けて、女の指にはまった。鶏鷹はちょうど戸口へ飛んできた。鷹が飛び去ると、指環は指から外れて少年に戻り、女にこう告げた。朝に男が一人ここへ来る、その男はこの指環と引き換えにあなたを娶ろうとするが、受け取ってはいけない、と。翌日、少年は指環に化けて指にはまった。男が馬車で乗りつけて言った。「ここに指環がありますね?」 女はあると言った。男は「亭主を一人差し上げましょう」と言い、女は承知して、指環を外して男に渡そうとした。ところが指環は床に落ちて、玉蜀黍の粒に化けた。男は馬車から下りて、雄鶏に化けてその粒をついばもうとした。粒は跳ね上がって猫に化け、雄鶏の首を叩き落とした。こうして少年は起き上がって馬車を取り、妖術使いの屋敷へ行って、そこにあるものをみな取った。

So de boy learn one mark more dan de Old Witch.

こうして少年は妖術使いより一つ多く術を覚えたのである。

和訳は claude-opus-5 がこのために作ったもので、原資料ではない(translation_type: AI_GENERATED)。 既存の published 訳を写したものではなく、学術的な定訳でもない。 段落は原文と一対一に対応させてあり、段落数の一致は機械で検査している。和訳は Embedding に入れていない —— 入れると測ったことの数字が汚れるためである。

緊張のうつりかわり

本文を 12 等分し、張りつめた語(死・血・恐れ・剣…)から和らいだ語(祝い・眠り・ 婚礼…)を引いて、話の中で 0〜1 に均したもの。自前の辞書である。翻訳を経た本文を測っているので、これは原話ではなくこの訳の性質である。

00.510%25%50%75%100%0% 地点 / 緊張度 0.6679% 地点 / 緊張度 018% 地点 / 緊張度 027% 地点 / 緊張度 036% 地点 / 緊張度 146% 地点 / 緊張度 055% 地点 / 緊張度 0.33364% 地点 / 緊張度 0.33373% 地点 / 緊張度 082% 地点 / 緊張度 091% 地点 / 緊張度 0100% 地点 / 緊張度 0.667話の進行 →
縦は緊張度(この話の中での相対値。話をまたいで比べられる量ではない)、横は本文の進行。 上端の小さな字は、その区画で不釣り合いに多く出た出来事語である。

似ている民話

多言語 Embedding のコサイン近傍。類似度は歴史的な起源や伝播を証明する値ではない。同じ本の話は文体を共有するぶん必ず似るので、そう分かるよう印を付けてある。

#題名文化圏類似度出典
1The Language of Beastsジャマイカ0.962同じ本
2The Three Dogsジャマイカ0.952同じ本
3Jack and the Grateful Deadジャマイカ0.951同じ本
4Bull as Bridegroomジャマイカ0.950同じ本
5The Girls who Married the Devilジャマイカ0.950同じ本
6Bosen Cornerジャマイカ0.946同じ本
7Ballinder Bullジャマイカ0.945同じ本
8Three Brothers and the Life-treeジャマイカ0.942同じ本
9Uncle Green and Jackジャマイカ0.941同じ本
10The Witch and the Grain of Peasジャマイカ0.939同じ本
11The Three Pieces of Adviceジャマイカ0.939同じ本
12The Hunterジャマイカ0.938同じ本

話を刻んで比べた近傍

話を 150 語ずつの窓に切り、話の平均を引いてから窓ごとに比べたときの近傍。 話をまるごと 1 本のベクトルにする上の一覧より、独英グリムの同じ話をよく当てた (測ったこと の H-05)。「筋の順番が似ている」ではない —— 順番をまったく使わない突き合わせでも同じだけ当たったので、 効いているのは刻んで細かく比べていることである。

#題名文化圏類似度出典
1The Language of Beastsジャマイカ0.218同じ本
2Jack and the Grateful Deadジャマイカ0.163同じ本
3Three Brothers and the Life-treeジャマイカ0.136同じ本
4Powell and His Brideウェールズ0.105別の本
5The Gwineeboos the Redbreastsオーストラリア先住民0.102別の本
6Die Lebenszeitドイツ語圏0.093別の本

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